推定1940年代アメリカ製のラジオが巡り巡って私の所にやってきた。勿論真空管全盛の時代、作られてからおよそ60年前後の時が流れていることになる。5本の真空管と電磁石式のスピーカー(fieldcoil)、ボリュウムのつまみも木製。外観は幅26センチ高さ39センチ奥行き24センチの程良いスタイルスイッチオンで音がやって来るまでには数十秒待つ。中波と短波の2ウェーブ仕様で時代の音が立派に再生される。何時、日本に上陸したのかは分からないが、内部に溜まっているほこりも、おそらくアメリカのどこかで使われていた時からの物だと思うと、きれいに掃除をすることもちょっとためらってしまう。汚いと言えばそれまでだが…。
背面にはピンジャックの入力端子が備わっており、きちんと作動する。真空管は見たとおりほのぼのして、暖かみがある。とても人間臭くて好きだ。たとえノイズがあっても癒しの時が得られる。道具として見てそのスペックを、現代の物と比較することに意味はない。
このラジオはZENITHRADIOCORP.のMODEL5-S-228シリアルナンバーR122663これからもまだまだ楽しませてくれそうだ。ところで、あらためてインターネットのチカラはすごいモノだと思う。下記の情報はインターネットより得ました。
ZenithRadioCorp.の前身は1919年シカゴで創業し1923年にZenithRadioCorp.となる。このラジオは1938年以降製造されたことが判明しました。68年前(昭和13年)のファーストプライス30USDは現代では、いったいいくらに相当するのでしょうか?
Country: United States of America (USA)Year: 1938 Manufacturer/Brand: Zenith Radio Corp.; Chicago, Illinois Type: Radio or Tuner Principle:Super-Heterodyne (Super in general); IF-Freq. 456 kHz Wave bands:Broadcast and Short Wave (SW). Power type and voltage:Alternating Current supply (AC) / 115 Volt Loudspeaker:Electro Magnetic Dynamic LS (moving-coil with field excitation coil) / 12.7 cm = 5 inch ?Material:Wooden case Shape:Tablemodel, high profile (upright – NOT Cathedral nor Tombstone). Dimensions (WHD):10.3 x 15.3 x 9.5 inch / 262 x 389 x 241 mm Valves / Tubes:5: 6A8G ・ 6K7G ・6Q7G・ 6F6G ・5Y4G Price in first year of sale:30 USD