北京オリンピックも気がつけば終盤。
開会式の演出には度肝を抜かれたもんですが、
やれ口パクだったとか、花火はCGだったとか
冷や水を浴びせかけるような批判。
別にいいんじゃないかと思いますが。そういうの含みで。
さてワタクシいわゆる「夏フェス」に参加してきました。
サマーソニック08初日のみ参加。ええもうヴァーブ、ヴァーブ、ヴァーブ!見たさで。
なんというか意外にも目から鱗なことがあったわけで。で、以下その雑記。
8月9日、千葉幕張は晴天。
到着したのは午前10時。お目当てのヴァーブが始まるのは午後6時半。
幕張メッセとマリンスタジアムを使って同時にいろいろなアーティストのライブが
見られるのはかなりのお得感。これは忙しくなるぞと思いきや…。
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●Perfumeでド疲れ
幕張メッセの中は涼しく大きな会場だけあって、
人がいっぱいいても溢れかえるようなことはない。
友人とタイムスケジュールを眺めながらウロウロ。
すると洋楽主体のイベントに対しダンスステージ1発目はなぜかPerfume。
音楽好きな人たちからも予想外の熱い視線&支持を受けての事だろうと思われる。
筆者も同じくPerfumeを見極めたい(エラそうに)所であったので
「いっちょ行ってみっか!」なんて軽い気持ちが良くなかった。
会場はすでに入場制限寸前。急いで入ってみればスシ詰め状態。始まるまで
まだ1時間はある。誰もが期待しているのが分かる。そして意識が朦朧としてきたその時、
MCの紹介とともにPerfume登場。会場のボルテージ大爆発。驚くほど分厚い重低音。
宙を舞うペットボトル。飛び交う水しぶき。そして歌詞のドコにもそんな挟む余地がないのに
オイパンクの如くヤロウ達のド太い合いの手。後ろからの突然の詰め込みに前方の客が潰され
一時中断。後ろに下がらないとライブが出来ませんと必死のPerfume。何だこれは?
こんなに激しいのか!チョ、ちょっと待ってくれ!オジサン死んじゃうよ!
20世紀、日本のテクノは3人の男たちによって子供から大人まで幅広い層に広がった。
21世紀になると3人の二十歳なったばかりの女の子がやってのけてしまう。スゴい時代。
アイドルという枠を飛び越し、楽曲の良さはもちろんの事、ある種こういった
洋楽主体のイベントにも関わらず、だからこそあえて彼女らをオファーした主催者の意図を
想像以上の爆発力で、偏屈な壁をぶち壊す瞬間を見たような思いがして鳥肌がたった。
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Perfume終了後、ぐったりと一服。どーする?こんなに疲れるのかサマーソニック。
ビール飲んでゆったり、なんて甘かったのか。既に溶けかかっている友人と顔を合わせながら
ヴァーブまであと7時間….と虚ろ。ああ、夏ってやっぱ暑いんだなと次回に続きます。