No.022 夏、ロック関連諸々。

歯、とりあえず痛み収まる。
人生で一番痛かった事かもしれない。

ビートル関連のニュースがちらほら。
以下音楽情報サイトバークスより。

世界で最も有名なドラム・スキン、1億円で落札

ビートルズの『Sgt Pepper’s Lonely Hearts Club Band』のアルバム・カヴァーで
使用された世界で最も有名なドラム・スキン(バスドラのヘッド)が、
オークションに出品され54万1,250ポンド(約1億1,200万円)で落札された。
当初、15万ポンドほどで売れるのではないかと思われていたが、
実際はその4倍近い高値をつけた。

また、ジョン・レノンの「Give Peace A Chance」の手書きのリリックも、30万ポンドという
予想を大きく上回った42万1,250ポンド(約8,700万円)で落札されたという。
このリリックは、’69年にレノンとヨーコ・オノがモントリオールで行なった
“ベッド・イン”でコメディ・ライターのゲイル・レナードに手渡されたものだという。
レノン関連のメモラビリアではこのほか、シングル「Mind Games」の
ジャケットで彼がかけていたメガネが3万9,650ポンド(約800万円)で売れたという。

ロンドンのオークション・ハウス、クリスティーズで開かれた
ロック・メモラビリア・オークションには、’68年のウォバーン・フェスティヴァルで
録音されたジミ・ヘンドリックスのパフォーマンス(4万8,050ポンド/約1,000万円)、
ヘンドリックスがコンサートで使用していたアンプ(2万5,000ポンド/約520万円)、
彼のズボン(2万ポンド/約420万円)、ピート・タウンゼントの’67年度製造の
ギブソン・ギター(3万2,450ポンド/約680万円)が落札されている。

1億。家買えよ!と言いたくなる。世の中スゴい人がいるものだ。
つうかそんな高価なものが家にあるってどんな気持ちなんだろうか。落ち着かない。
そういえば4月28日の筆者当ページにて書いていた7月10日ビートルズデイの件、
日本にも伝わっていないところを考えるとそれなりな盛り上がりで終わってしまったようだ。
一日カツラを被って盛り上がろうってのはさすがに外人さんでもムリがあったのだろうか。

今年の夏も音楽関連の野外フェスが目白押し。
その中でもずば抜けて楽しみなのが
サマーソニック08。
やはり90年代のブリットポップを体験してきた人たちには
悲願でもあったヴァーブ初来日はハズせないのではなかろうか。
1997年、シングル「ビタースウィートシンフォニー」が大ヒット。
続けて3枚目のアルバム「アーバンヒムス」の世界的ヒットにより、
来日なるか?というところで突然の解散。
当時どれだけガックリきた事か。
それが去年突然の再結成。(正確には再々結成になる。)
今度こそ来日なるかと思っていたらいきなり
フェスのヘッドライナーとは。
アレから10年、考えによっては当時のヒットを知らない若者もいるわけで
そういったお金の計算を無視した開催者側の意気込みを感じる。
とは思いつつも当時のヒットを知っている我々世代を考えているのであれば…
それもまた立派。どちらにせよヴァーブを体験出来る数少ない
チャンスを逃すわけにはいくまい。


Urban Hymns
邦題:アーバンヒムス
1997.10.22発売

1.Bitter Sweet Symphony
2.Sonnet
3.The Rolling People
4.The Drugs Don’t Work
5.Catching The Butterfly
6.Neon Wilderness
7.Space and Time
8.Weeping Willow
9.Lucky Man
10.One Day
11.This Time
12.Velvet Morning
13Come On

文句無しの傑作アルバム。1曲目の「ビタースウィートシンフォニー」から
始まる高揚感溢れるストリングス。人生はほろ苦いシンフォニーという歌詞は
その後に訪れる著作権問題で現実のものに。
※出だしのストリングスにローリングストーンズの「ラストタイム」がほんの少々使われていたが為に
ロイヤリティが発生。ミック容赦ない、である。

アルバムは最初から最後まで息抜きが無いほど音の洪水。
ヴァーブ独特の音の要でもある浮遊感あるギターは
聴けば聴くほどにハマってしまう。
アコーステックな曲も気が遠くなるほど切ない。「ドラッグ無しじゃ生きていけない」などと
歌いまくる「ドラッグスドントワーク」など今だ本国イギリスでは根強い人気。


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