筆者、「熱中夜話・ビートルズ」を見るの図。「水着かあ」「セミヌードですか」など画面の内容に そぐわぬ独り言に、家人の視線がイタい。
NHK BSで「熱中夜話・ビートルズ」を見る。
親の影響からか小さい子供もいれば、リアルタイムで
青春を送った世代までと老若男女。内容は至ってライトだが、
答える側、つまりゲストやファンの言葉には
ただ者ではない気合いが詰まっていて面白い。
初期の曲を好むオジサンなど曲の展開、ベースラインのうんちくを
「今日、今、この場所で言わなければ死んでも死にきれん!」という気迫を感じるし
若い子が中期あたり(ラバーソールからサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド くらいかしら?)を
好んで聴き込んでいたりすると「そーかあ。うんうん。」とテレビ越しから
おじ、イヤお兄さん(筆者)は微笑んだり。
ゲストの人選もシブい。ムーンライダースの鈴木慶一氏に音楽評論家の荻原健太氏。
影響を受けた曲のコーナーで鈴木氏は「アイフィールファイン」。
なるほど、世代ならではの選曲。当時、ギターのハウリングしたイントロで
始まる曲なんて無かったから相当ビックリしたそうだ。
対して萩原氏はというと「ハローグッバイ」。これまた聴きすぎて何周もしてしまった
評論家ならではの選曲。感服。
ちなみに筆者影響を受けた曲は「ハードデイズナイト」。イントロのジャーン!に
電撃を喰らって失禁。以降20年近く漏らしているわけ。
30代であれば大体が幼少の頃、TV番組ポンキッキでビートルズの曲は
耳にしているわけだが、ハナタレバカタレの筆者には新幹線の如く通り抜けていくだけ、
脳裏にビッシリ焼き付く事はなかった。それがいっぱしに生意気盛りに育っていって
周りの環境に左右されながら流行に必至にしがみついたりしていくわけですよ。
で、中学生にもなるとほら奥様、「反抗期」ってございますでしょ。
え〜そうです、あの「生意気にも程がある」ちょろい時期でございますのよ。
なので意味なく「古い=ダサい」という図式がドッシリ乗っかってくる。
またジョンレノンが教科書に出ちゃったりするもんだから余計に嫌っちゃう。
だからハードデイズナイトを聴いた時は電撃を喰らったし、天地がひっくり返ったわけ。
文明開化、殿様がもう殿様じゃない?くらいの衝撃ですよ。
だからこの番組を見て電撃を喰らった人がいるかもしれないと思うと
おじ、イイエお兄さん(筆者ね)は微笑んだりしちゃうわけですよ。
いいなあ。
ちなみに(多いな)、筆者的にはビートルズの初期、中期、後期を
水着(初期)、セミヌード(中期)、全部出し(後期)と例えている。
「やっぱしね、全部見えちゃうとつまんないのよね。ちょっと隠れてないと。」
なんて気分の時は初期の曲を集中的に聴くし、
「丸見え大募集!」って気持ちの時は後期ってことになるんですがね。
ファンとして最低の表現だがどうだろうか。聴きすぎて初期がやっぱり良いや
なんて、全部見えてしまうとつまらない、見えない事(水着)こそが
イメージを掻き立てる!とオジサン的に世の中
ある程度まあホラ、見てきた(ヤダ恥ずかしい!)結果に似ていると
て思いません?(思いません!(友人))。
Amazon.co.jp: A Hard Day's Night: John Lennon, Paul McCartney, George Harrison, Ringo Starr, Wilfrid Brambell, Norman Rossington, John Junkin, Victor Spinetti, Anna Quayle, Deryck Guyler, Richard Vernon (II), Edward Malin, Robin Ray, Lionel Blair, Alison Seebohm, David Janson, Brian Epstein, Sally Sheridan, Jane Lumb, Rosemarie Frankland: 音楽
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A HARD DAY’S NIGHT
邦題:ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!
1964年7月10日発売(英)
1.ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!
2.恋する二人
3.恋に落ちたら
4.すてきなダンス
5.アンド・アイ・ラヴ・ハー
6.テル・ミー・ホワイ
7.キャント・バイ・ミー・ラヴ
8.エニイ・タイム・アット・オール
9.ぼくが泣く
10.今日の誓い
11.家に帰れば
12.ユー・キャント・ドゥ・ザット
13.アイル・ビー・バック
捨て曲なしの驚愕アルバム(当たり前か)。
ジョンのボーカル曲が9曲もあり、
リーダーとしての気合いが頂点に。
ワタクシ的にはビートルズ版「ジョンの魂」
こちらもどうぞ!
No.007 一生涯ビートルズ
3月24日、ビートルズのロードマネージャーでもあったニール・アスピノールが
肺がんのため亡くなった。合掌。5人目のビートルズとよく揶揄された一人でもあり
初期からのビートルズを知る数少ない歴史の生き証人が去っていくのは悲しい。
ビートルズに関わっていたことで生涯ビートルズを支え続けるって偉業だよなあ。
半年間掛けてやっとこさ終わったテレビドラマ、「ちりとてちん。」
ドラマを欠かさず見続ける習慣のない自分には大変だったが、
毎朝15分ほどで済むので割と見れてしまい、あれよあれよという間にゴールしてしまった。
以前はワキで光っていたぐらいの女優さん(失礼)が主演ともなると
こんなにもすごい事になるのかと 驚いた。もう立派な看板女優。なるほどね。
アイドルってすごいね(アイドルじゃないな。)
上記のニールとの比較になりようもないが、あえて言わせていただくならば、
ワタクシ的にはこの半年間支え続けてきた事はえ〜、、、偉、(自重します。)
自分も超微力ながらビートルズを支え続けて20年近くが経過。
そろそろ道でばったりポールに遭えてもよくね?いやいや「会う」の方ね。
ばったりじゃ駄目だ。ふつうにや、どうもどうも。」なんて感じで。
ポール自身もロンドンではバスに普通に乗ったりするとか。
まあホントのところそれはリップサービスかもしれないが、
あり得なくもない話。そろそろ20年近く貯め込んできたビートルズ運(勝手!)を
パーッと使いたいところだが、ここ最近のエッセイをご覧いただければお分かりの通り、
ビートルズ関連のチラシ集めでこれまでチョクチョクと
運を使っているようなので(レアなチラシゲットとか。小さい!)
無いに等しい模様。
まあ、、、これからもFAB4(素敵な4人)の懐を厚く出来るように頑張る所存としか。
しかしワガママな4人の王様に仕える
驚愕の君主制度はさぞかし大変だったろうなと思う。
ジュース買ってこいならまだしも果ては「車買ってこい」やら「島買ってこい」など
体中がストレスになりそうなリクエスト。ワガママって限界が無いんだなあ。
しかし驚くのはそれら全ての要求に応えていること!島って、、、。
※ちなみに島購入は他のマネージャー、アリステア・テイラーがミッションコンプリート。
島買ってこいとダダこねたのはジョン。応える方もスゴイが、
島買ってこいと言うジョンもどうかしてるような。
あどけない笑顔を振りまく4人。ぼ君!
No.004 チラシ奮闘。
小生、デザインの仕事に末端ながら関わっていたりするのでイッチョまえに 職業柄というか蒐集癖というか雑誌からチラシまで何でも容赦なく集めてしまう。 あ、こういう手があるのかと思ったり、この技法パクりたい(良い意味で!)とか 非常に勉強になる。多分デザインに携わっている人たちは皆同じ事を していると思われるが。日々精進。で、日がなウロウロと本屋からデパート、
No.017 ブレてない。
ここ数年、「ブレてない。」なんて言葉を耳にするようになってきた。
目標、目的をコツコツと積み上げる精神、
はたまたコレと決めた物事にまっすぐ向かう根性とでもいう事だろうか。
趣味の世界においては無縁の言葉であったはずが、情報量が消化しきれないほど
溢れている今では嬉々としていい状況である反面、迷いやすく、
あらぬ方向へ行ってしまいがちにもなる。「ブレてない」というのは
重宝するべき精神なのだろうと思う。
ま、言う事で自分に喝を入れている事にもなるからだろうが。
実生活ではブレまくりの筆者ではあるが、
こと好きな音楽に関しては全くブレずにいる。
またそれが仇でクラブミュージックやらクラシックなど他ジャンルには
まるで縁が無くなってしまった、というかてんでダメにしてしまったというか。
ある意味勿体無い思いをしているのも事実。
不器用なのは高倉健だけではないのだ。(古い)
最近のUKロックシーンはひとつ大当たりすると
その音楽に右にならえとばかりに似たような音が大量生産される。
どの商売も同じ事だが賢明な方法ではある。が、こちらとしては
たまったもんじゃない。「またこんな感じか。」とガクリ肩を落としてしまう。
若い頃ならちょっとした違いでも感じ取れるのかもしれないが
自称「ブレてない」オジサンは(便利な言葉だな。)とてもいい年しているので
ピュアなきらめきが無いのね。だからほんのちょっとの違いじゃ
感銘を受けにくくなっているのね。
いっそキリンが次の日にゾウになっていたくらいの衝撃が欲しいわけですよ。
え?似たような音が大量生産=ブレてないという事ではないかって?
イヤイヤイヤ。イエイエイエ。それは違います。
自分にとっての「ブレてない」とは、ビートルズから始まった脈々と受け継がれている
音や感覚がどのように表現されているか、またその精神がどう昇華されていくのか
を音楽から聴き取り、または雑誌のインタビューから読み取ったり、
ヘベレケになって倒れているアーティストの写真を見ながら
「なるほど、そういうことですか〜。」独り合点し、
牛歩な道のりで「これはブレてない。」とこれまた独りで勝手に判断していくわけです。
そこまでやって、やっとキリンがゾウになる衝撃を感じるんですな。
ウ〜ム、ここまで書いていてなんだが、筆者、何てめんどくさい、厄介な奴。