以前オルタネータを交換してから耳に付いていた音があったのですが、それとは別に時折静かになった車内で聞こえる心臓の鼓動のような周期的な音がちょっと気になっていました。
後ろの方の燃料ポンプのあたりから出ているように感じたり、音は回り込みますから、
場所も特定できずにいました。いつものご近所(近所ではなくなったのですが)に
ナット1個を頼んでいましたので、立ち寄って音を聞いてもらいました。
音の元はヒーターバルブ。
なんとその音はヒーターバルブからの音でした。ある夏、地方に行っている時に突如エアコンの吹き出し口から温風が出てきて、まいったことがありましたがその原因はこのヒーターバルブでした。その時は電話でアドバイスを受け、エンジン再スタートで幸運にも復帰し戻ってからパーツ交換をしました。
自分の記録と交換日の違いがあったのですが、本体に記載しているに付けは2003年7月。こちらが正しいでしょう。そうすると6年目になるわけですからそろそろ交換なのかなと・・・。
バッテリー近くにあるヒーターバルブ、左側の背の低い方にバルブがあるようです。簡単そうに見えても冷却水がらみですからパーツを外すのも大変そうですね。と自分でやって見るのはビビリます。 |
オイルレベルゲージが緩いとずっと思っていたのですが、オーリング交換した方が良いみたいです。ウエブサイトによればこんな所が、時によってはアイドリング不調に関わる場合も・・・。 |
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走りには関係ないでしょうけれど、ナットが脱落していました。エンジンルームをじっと見るとハーネスを止めているプラスチックパーツが至るところで割れて脱落。熱害と老朽化です。 |
この形状のナットを頼んでいるのですが、中々見つけられないようです。部品イラストの中にないんだよね〜と工場で唸っておりました。 |
ウエブサイトには強者揃い。
W124ヒーターバルブでネット検索すると自分でパーツ交換や分解修復をされている
ユーザやプロの方の親切なサイトを発見します。分解して、バルブのあたりを掃除して復活した例も読ませていただきました。自分でもできそうかな?と思ったり・・・。(大きな勘違いですね。)
ところで・・・。
ドイツデビューは1984年ですか?日本では1986年から1995年まで約10年も製造され続けたW124。前期モデルのW123も同様に約9年間のロングラン。今や早いモデルチェンジは、日本車独自のものではなくなったけれども、発売後にも少しずつ進化し続けるメルセデスの車作り。その後期型モデルなら時代の中で充分に熟成していると想像できます。
93年式の280Eも16年20万キロの歳月が経過し、成人病にもかかりますがこれもウエブサイトや雑誌からざっとした知識を仕入れておけば、予防と安心が手に入ります。(修理は工場やデイラーにお願いするにしても)自分の手元にある4冊のムックとヘインズの「メルセデス・ベンツW124シリーズ1986~1993メンテナンス&リペア・マニュアル」持っていても正直あまり読んでなかったのですが、最近読んでみると見積書の中の部品名とか病気の症状と処方箋が見えてきて面白がっています。