エンジンルームが目いっぱいになり空間の少ないW124の6気筒モデルは4気筒モデルと比べると熱の面では必然的に不利となります。 124乗りのサイト上によく登場する単語で「特有の熱害」と称されていますが、国産車よりはもともと高めに設定される冷却水の温度もからみエンジンルームの温度が、とても高くなりエンジンハーネスの被覆が触ると崩れる状態まで劣化してしまいます。
私の280Eも約2年、4万キロ走行時に下側のハーネス交換の記録が残っていました。上側は10年目15万3千キロほど走行した頃に交換しています。アイドリングが不安定なので点検に出した時に、ハーネスの不具合が見つかったのですが、ショートしておりコントロールユニットまでダメージが及んでいました。
ATFのオイルクーラーもラジエターに仕込まれているため、こちらの油温も影響を受けることになるでしょうからW124にとって水温管理は必至項目です。NO.082でも触れているようにATFも予定の走行距離を走り込む前に劣化です。ATFオイルクーラーを設置しW124の老後対策をした方がいいのかも知れません。
夏が楽しみ?
昨年秋に取り付けた3ステージ電動ファン制御システムの実力の程はどうか? 取付以前は5月の陽気でも100℃オーバーは当たり前にありましたが、取付後は100℃超えることはありません。夏場の渋滞時にその効果を発揮して欲しいわけなので、実力はこの夏に判明することでしょう。 もっとも、どの温度でファンを作動させるかの設定は、思いのままだそうでチョイと設定をいじるだけで解決なので「実力」という言葉はこの場合、適切でないかも知れません。 車検整備が終わったら久しぶりにチョット長めのドライブを、と思っています。
装着後まもなく8ヶ月になろうか、3ステージ電動ファン制御システム。この夏には効果が示されるでしょう。 |
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何時もこれくらいの指針なら水温も問題し、油圧もアイドリングでここまで出ている。計器上ともにOK |
余計なモノがまた・・・。
原油価格は再び上昇しガソリン代が上がる今、セルフで給油。スタッフが給油をしてくれるスタンドが減っています。セルフのスタンドが都下でも増えています。むしろその率は高くなっていますが、そんなセルフのスタンドそして都下でもハイオクがリッター144円。 「スピードパス」に申し込むと2円引き。なんて案内され、たいして使いもしない燃料なんですが申し込んじゃいました。1円でも安く!と誰もが思いますね。
ガソリンスタンドのキャンペーン、「スピードパス」の申込書(写真左)。クレジットカードで給油する場合は、カードを差し込み音声ガイドに従い次にそれを抜き取る、という手順なのだが写真右のお道具をかざすだけでOKと行程が少しだけショートカットになる。(財布からカードの出し入れが不要)Esso/Mobil/ゼネラルの各スタンドで有効なのだが、他の利点は?
2010.5.17 記
こちらもどうぞ!
No.128 19年目に入ったW124 280E
1993年6月に登録されたW124 280Eも19年目に入り、走行は229,000キロを超えています。18年間のメンテナンス費用は・・・?しっかりと掛かっていますね。メルセデスの20万キロバッジ(価値が薄くなりましたが・・・)と15年バッジももらいました。2年後に20年バッジを申請かな。
屋根付き駐車場でも車の外気温計は43.5度を示しています。センサーの辺りは、走り出すまでこもった熱気の温度を表示するのでしょう。
FMCSのテスト。
6月22日はとても暑い日でFMCSのテストに適した外気温でした。
午後2時29分駐車場でのW124室内温度計は50度近い温度ですし、外気温計は43.5度の表示となっています。そしてイグニッションオンから短時間で水温計は60度に向かっています。
エアコンスイッチオンで冷媒のガス圧を検知しアディショナルファンは回転を始めました。屋根有りの駐車場でもコンデンサは太陽の熱を吸収しそれなりの温度になっているのでしょう。
エアコンオフで、設定の水温に達していないアディショナルファンが停止することを確認しますが、動作はOKです。
どれほどの精度かは分かりませんが、50度に向かう温度計。屋根があってもこの温度、屋外駐車なら60度はいっているのでしょうね。
水温センサーからの反応もチェック。
エアコンオフの場合は、水温センサーから85度をキャッチするとアディショナルファンが回転する設定(ノーマル開弁温度87度のサーモスタットなら90度辺りで設定するのでしょうか?)となっていますので確認のためエアコンをオフにします。水温計の指針が85度辺りから間違いなくアディショナルファンは回転を始めました。いずれも動作OK。
写真左の水温85度すぎくらいからアディショナルファンは回転します。高速でストレス無く走行出来る環境ならサーモスタット通り?75度プラス位をキープしていますが、新しくなったカップリングファンもしっかり仕事をしているからでしょう。右の写真です。
一度上がっちゃったバッテリーだと・・・。
ここまでしっかり仕事をしてくれると気になるのはバッテリーです。条件によっては、エンジンオンからオフまでアディショナルファンは休み無く回転することになるからです。女々しくも怪しげなバッテリーを使い続けているのは、始動時には13ボルト以上はでていることが確認できているからなんですよ。
夜間走行中に10.8ボルトまで低下したこともありましたし、予防的意味合いでも交換をと思っています。
時の経過は早く、既に交換してからちょうど3年くらいにはなりますから良いタイミングですね。
パナソニックのカオスがよさそうなのですが、純正にしようか?それとも安価ながら評判のブライトスターかなと思案中です。以前純正で6年もったことがあったので・・。
夜間のエアコンの効き具合は寒いほど、思わず温度コントローラーの位置を暖かめに調整するのです。
7月4日もこの通り37度の外気温ですが、水温は80度プラスほど。アディショナルファンはエアコンスイッチオンで回転、スタートからほぼ回りっぱなしの状態になるので(それで一度上がったBOSCHバッテリー(74A)が気になっています。)早期からコンデンサ、ラジエターには強制送風される。
No.151 また、燃えた!!W124の水温制御。
3ステージ電動ファン制御システム発展型FMCS
今回は前回より一段とひどい状態で、リレー台座の白い部分がソケット側にメルトダウン状態となっていました。燃えにくい素材が使われているのでしょうが、車両火災を起こさずにすんだことは良かった。と・・・。FMCS私の個体には、どうにも相性が悪いようです。4月12日(取り付け後約5ヶ月目)の事でした。このトラブルの修復は取り付けをした会社が連絡不通のため、遺憾ながら他社によってW124のオリジナル回路復帰となりました。
ご覧の通り今回の再発ではリレーのみならずソケットまでがここまで燃え(溶け)ていましたので修復は配線コードにまで張り替えです。
3ステージ電動ファン制御システムとの出会いとリポート。
W124サイトのある名人も採用していたこのシステムは、夏のW124にとっての救世主に思えるほど素晴らしいアイディア(技術)であり、取り付けたのは2009年9月のことでした。思いこみの強い私は端的に言えばこのシステムに恋したのです。後はアバタもエクボです。
レジスターを3個使った最初の3ステージ電動ファン制御システム。写真右はそのコントロールボックス。
これはFMCSの様なトラブルは起きなかったが、低・中・高の回転差が分かりにくく回れば高速みたいな印象だけが残っている。(結論は設定した水温内に収まっていれば良いのだからそのことは大きな問題ではない)おそらくもう一つ何かが欲しくてFMCSへステップアップしたのだろうが、まだ3年も立っていない時のことを思い出せない自分の頭の溶け具合をリレーが溶ける事より心配しなくてはいけません。
4月にFMCS導入するも、これがトラブルの始まりでもあった。
No.171 水回りベルト関連をやって終了です。
7月には症状が出ていた冷却水警告灯の点灯。カプラー辺りに接点復活剤やCR-Cをかけカプラーを押しつけることで消灯していた警告灯ですが、その周辺を目視しているとわずかですが冷却水が洩れた跡がありました。点検でリフトアップした折にも水滴が・・・。アレ色がついてるなぁ、冷却水でした。ホースからの漏れです。
交換済みのセンサー
サブタンク、ラジエターキャップも交換
この際サブタンク、センサー、ラジエターキャップ、ホースと一式交換です。当然冷却水も交換となります。
ラジエターキャップは昨年交換したばかりだったのですが、口金の所が錆ていてアレッ!という状態でした。
すごい音の正体
エンジン始動時のすごい音はベルトテンショナー、テンショナーダンパーの不具合から発生したものでこの場合もベルトテンショナー、テンショナーダンパー、アイドルプーリ、Vベルト一式交換です。これで一連の修復作業はとりあえず完了となりました。一番悪かったのはテンショナーダンパーだったのかなと・・・。
Vベルトは亀裂などもなくまだ大丈夫だったのですが、交換しました。まだ大丈夫で方式と一式交換が有りますがパーツの単価や工賃などを照らし合わせその都度判断して実施すればと思っています。安心を得るにはコストが掛かるということですね。
テンショナーもアイドルプーリもそしてここには写っていませんがテンショナーダンパーも交換です。素人の目視でテンショナーの不具合は分かりません。