3月24日にLowther PM6のエッジ交換修理を頼んで以来51日ぶりに出来上がり受け取ったのですが、1本の外観はあまり芳しくない。オリジナルのウレタンエッジが入手出来ないと、中間の電話連絡時に話されたのだが・・・。
音質はどうか?まだエンクロージャーに取り付けていないので音出しは週末になるであろうが40年も前のユニットとなるといずれウレタンに変わる素材で張り替えることになるかも知れない。今、適切なウレタンエッジを入手したとしても保管している間にも自然劣化は進行するであろうし。古いモノとのおつき合いは何にしても簡単にはいきません。
音質は勿論ルックスも気に入っているローサー・デュアルポジション・アクスタなんです。
これは張り替え前のデュアルポジション・アクスタのユニットPM6。エッジが崩れているわけでは無く新素材チャレンジが進行途上で作業停止状態になっていたのでした。勿論音は出ていましたが、エッジ部分に2カ所ほどスキマが開いています。後方からのモレが出ますのでこれでは本来の音が出ないはずです。この辺りに詳しい知人に相談したところ、オリジナルに沿うことが良いのではないかという結論でこのたびの流れとなりました。私のリクエストは、出来れば手渡しでやれる距離感のところで、と場所も見当をつけてもらいました。
確かにまじまじと写真を眺めればコーンは紙、今風の素材と比べたら質量は軽いでしょうしそこにウレタンより硬い重量級の素材がきたらコーンの動きは変わってしまうのでしょうね。
テレビで見たのですが、設立100年以上になる名門の某時計ブランドは古い機械式時計の修理はその時代の工具や材料で修理するのだそうです。なので全て当時のものは現役で使えるようにメンテナンスされているそうです。
8本のスクリューがユニットの取付を待っています。40年以上は経過しているスクリュー、ロマンがあります。何て言ってる変人であります。
オリジナルのウレタンエッジで再修復を目論み、新たなところに出したのですが、エッジにスキマが見えてガックリしています。音出しはこれからですが、これが修復後なんですよ。じっくりと見ないで受け取った私も甘いし、よく見たとしても「これが限界」と言ってましたから以上も以下も無いのですが・・・。
もう1本は何とか大丈夫なのですが・・・。
翌日の夜中にPM6はエンクロージャーに取り付けられ週末を待ちます。Lowther デュアルポジション・アクスタのオリジナルです。私の下に来てからザッと40年ですかね。W124も20年、物持ちが良すぎますか?エコな暮らしです。維持するためにはいずれも一筋縄では行けません。オーディオは税金がないだけいいかもね!
こちらもどうぞ!
No.029 SONY FX-406、昭和の懐かしいモノです。
きちんと合わせればTVのどこかのチャンネルは映りそうなNY FX-406
SONY FX-406とはラテカセのこと、4型のブラウン管でVHF・UHF帯のモノクロTVを映し、ラジオはFM・SW・MWの3バンド。カセットテープレコーダーは2トラック1チャンネルです。10cmのスピーカーから出力2W。いわゆる3電源と呼ばれるタイプで電池の場合、単1×6個、本体重量は3kg、サイズ325x100x227mmというスペック。推定1978年頃購入かなと、取説が残っていましたがおよそ30年前の昭和モノです。
ブルーバード510の時代に車積で使った覚えがあります。ロッドアンテナ1本では移動中にTVの鮮明な画像を見ることはほとんど不可でした。
もっとも今のW124に取り付けたTV、NAVIも外に付けるアンテナが嫌いなので、映りは無視。室内アンテナなので、走行中相変わらずTVは見にくい環境ですが、好きでやっています。(映らなくて良いなら付けなきゃいいのに、アホです。)
ふと思い出し、バッテリーケースを見たら写真のようにとんでもないことになっていました。液漏れで錆だらけ、いったい最後に電池を入れたのは何時だったのか?
ラジオは機能し、TVもチャンネルによっては映っていた様な気がしたのですが・・・。
今は、まともに動いていませんが何となく捨てきれません。好きなデザインなので、部屋でインテリアとして2008年の今も活きています。
1969年に購入したSONY SOLID STATE
No.011 たいへんだ?!PSE法で中古の電気製品の販売が禁止です。
ところで2006年の4月1日からPSEマークのついていない電気製品は販売が出来なくなります。5年前からインフォしていたと言いますが、私は、初めて知りました。つまり業界や趣味の世界でも電気楽器、アンプ、プレーヤーなどにもろに影響がでます。事実上中古製品の売買不可と言うことですから。個人売買のオークションなどはどうなのでしょうか?多分OK!なんでしょうけど。確認していません。
車も古いと税金が高くなるし。まるで古い物を大事に使うことが、我が日本国では否定されて行くようです。ある時代のアメリカの消費文化がこの国では、いまだ尾を引いているのでしょうか。
例えば100年生きてきた木を使い家具を作り、その家具を150年200年と大切に使っていくと言うような素敵な生活、文化を育んでいけるような環境でありたいと願うのは私だけでしょうか。半導体が主体の先端機器、例えばデジカメやコンピューターのような物はとても早いサイクルで進化し、実状についていけなくなり、壊れていなくても使えなくなる(使いにくくなる)ことがあり、これはしかたありません。
多くの機器などが修理する価値があるのか、ないのか考えてからのアクションになります。修理見積を見ると、もう少しお金を足して新品を買う方が賢い。なんて場面も多く登場していますね。そんな中でスピーカーの場合は、ありがたいです。100ボルトの電気で直接駆動する分けではないので多分、中古OKでしょう。しかも、修理がきく。コーンやエッジの貼り替えそして衰えた磁力も復帰できてしまいます。お気に入りを、数十年使い続けることが可能なんですね。嬉しくなります。かつて憧れだったモノ、銘器と言われた30〜40年前の製品が現代にドライブできます。
ところでiMacは15日に修理完了で到着しました。修理内容は、ロジックボード交換(脳の交換みたいな物です)でした。2006.2.16記
電気用品安全法(PSE)
電気用品安全法(PSE)ですが、確かにすごいことになりそうですな。詳しいことはココで紹介されています。
○○オフなんてどうなるんでしょうか。ジャンク品コーナーとかありますが。オーディオからギターなど様々なものまで取りそろえてありますよね。まさか投げ売り大セールなんてことが起こるのでしょうか。2006.2.20記
修理完了のIMacがデスクに戻ってきました。と娘が使うウィンドウズ