国産車 低燃費に「?」
朝日新聞1月22日付け夕刊トップ記事のタイトルだが、カタログ表記と実燃費は別物と随分前から言われており、少しでも実燃費に近い表示をしましょうと、記憶する限り10モード、10.15モードと変わってきている。でも、まだかけ離れた数値であると言うユーザの指摘を受け、国交省は新たに実走行により近いとされるJC08モードを採用し、今年4月以降は表記が変わるとのこと。
朝日新聞1月22日付け夕刊の大見出し、国産車 低燃費に「?」カタログ表記の燃費に対し実燃費の達成率が示されていました。 「建て前と本音」?
2010年3月発表のe燃費による実燃費のランキングは、プリウスが21.7km/ℓで1位、アメリカの基準でも1位となる。だがカタログ値は、皆さんご存じの38km/ℓとなっておりカタログ値の達成率は57%で、言っていることの半分チョイでしかない。2位3位のホンダもそれぞれ64%、60%の達成率ユーザにとってほとんど意味のない数値が並ぶことが問題だ。
38km/ℓは国が定めたルールの中でたたき出した数値で決してウソではないのだろうが、仮にプリウスは22km/ℓとカタログ表記しても、現在世界のトップランキングであることは事実。建て前をあまりにも追いすぎて本音とのギャップがありすぎ、日本的なのかなぁ?
なぜ専用ドライバーなのか?
記事によれば、メーカーは良い結果を出すためにコンピューターのプログラムを調整していることと専用テストドライバーが運転するからと国交省関係者は分析する。と書かれていた。(答えです)
対し輸入車は1位フィアット500の16.8km/ℓで達成率は88%、2位3位のパンダ、ゴルフは92%、87%となる。海外のメーカーは自国で有利なようにプログラムを組むのだが、選任ドライバーは用意しないので実際の走行と大きな差は生じないとされる。これを読むと燃費はドライバーの腕?に掛かっている。という結論ですね。(乗り手で変わるのが燃費。あたりまえですが)国連では13年を目標に国際的な統一基準を作る動きが出始めたとのことです。
そもそもクルマも道具の一種とすれば、誰が使っても(乗っても)ほとんど同じような結果が出なければおかしいでしょう。何で専用ドライバーなの!
ところで18年前の古いW124 280Eの燃費は?
10.15モードよりもっと現実離れしていた10モード表示の時代です。
カタログ値の10モード燃費6.9km/ℓに対し平均6.28km/ℓで達成率は91%(10モード時代でもこの達成率ですしここが肝心です。)となります。その中で最低は4.06km/ℓ最高8.99km/ℓでした。 2002年にSSBSのブレーキ整備施行後のデータは平均7.27km/ℓで達成率は105%となり、最低5.06km/ℓ最高が12.94km/ℓを記録し確実に燃費は改善されました。(燃費はSSBSの整備の本命ではなく副産物なのです。)燃費計測を再開した2007年(1998~2006年は燃費未計測)だけで見ると年間平均燃費は7.96km/ℓとなり26%の燃費向上が確認されたのでした。
同じ個体で同じドライバーが運転しても4.06km/ℓから12.94km/ℓもの幅がある燃費、乗る環境や状況で変化することは常識ですが、それにしても国産車のカタログ値と実燃費の達成率が57~64%とは・・・!
燃費とは・・・。
誰でも良いに越したことはない。M/Tで2、3速を多用すれば悪化するし、A/Tでやたらキックダウンさせるように走っても悪化します。でも運転していて楽しい走りがありますね。そしてクルマの調子を見るバロメーターであったり・・・。燃費、命ならプリウスや軽カーまたは自転車の選択肢があります。
しかし、業務用なら徹底的に追って欲しい燃費。トラックの燃費がリッター50キロなんてなってくれればキット商品の売値は下がりますよね。趣味の場合は自由です。でもリッター2キロの車に乗ったら、他のことで節約して低炭素社会に貢献しなくてはいけません。(お利口さんは)
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No.064 SSBSブレーキ整備後の平均燃費は20%アップ!
整理をしていたら、なんと出てきました。280E燃費データ93年から97年までの 4年間のデータは不完全ながらもそこそこ記録されていました。 気まぐれなので98年から2006年までは完全にデータの痕跡無し。 2007年(2・3月なしですが)からデータ取り復活し8年はフルデータありでした。 SSBSのブレーキ整備をしたのが2002年なので、これでザックリながら ビフォー、アフターを比較することができました。
No.155 車検の仕上げ
一見無駄なようですが私のW124 280Eは車検が終了してから、ブレーキメンテナンスをそれとは別にSSBSで受けることにしています。
今回は6月の車検からタイミングがずれ1400キロほど走った8月後半にようやくその時間が出来たので点検整備を受けたのですが、ディスクローターのアタリ面が若干よろしくない状況が目視できました。
車検を受けたいつものN自動車には大変失礼な話なのですが、ブレーキに関しては必要最低限の整備でと依頼しておきます。(これがいつものパターンなのです。)
さて、SSBSではどんなことをするのでしょうか?
前回車検から19,058kmしか走行していませんからパッドの磨耗などは問題なくクリアしています。今回交換部品は発生しませんのでSSBS基準で言えばパッド交換に準ずる作業内容となりました。N自動車に「最低限で良いよ」と頼んでおいてもキャリパー辺りはパーツクリーナーでキレイに清掃されています。どうやらSSBS基準では必要なグリスまでが除去されてしまう為これは決して丸では無いようですが・・・。と、いうわけでパッドを外しSSBSオリジナルのグリスを塗布しながら組み直します。
このディスクローターは146,000km使い続けている計算になります。ディーラーではおよそ3万キロ前後で交換していました。
足回りが時折ギクシャクしてた感じを伝え、リフトアップのついでに摺動部に潤滑剤を塗布してもらいますが、これが以外と効果ありました。それは改善されましたね。
そして、タイヤの取り付け方もSSBS独自の作法(トルクレンチを使い2回に分けての作業です。)で行われました。私的にはこれでようやく車検終了です。オドメーターも24万キロを迎えていました。
初めて受けたSSBSのブレーキ整備は、2002年1月でオドメーターは138,894kmの時です。 W124 280Eはその後10年で101,106kmを走行、この8月で24万キロに達しました。 フロントのディスクローターは146,000km使い続けている計算になります。
決して安いとは言えないSSBSのブレーキ整備ですが、車が軽くなる、ブレーキフィールが向上、ブレーキダストが簡単にとれる、燃費が向上する、ローターやパッドが減りにくい等の恩恵があって10年10万キロを迎えればおつりがくるでしょう。
No.141 ブレーキダスト。
このW124 280Eは2002年1月からこびり付くブレーキダストには縁がない。SSBSのブレーキ整備をやってからは、水洗で簡単に取れるしダストの出かたもノーマルに比べ少ないと思う。
苦労してブレーキダストを掃除していた昔のことがウソのようだ。当時もダストの出にくいパッドなどが売られていたが、制動力はどうなるのかな?何て考えると手を出すのもチョットね・・・。この車のパッドも純正ではないけれど磨材の堅さは純正同等のニッシンボーが使われている。「ブレーキおやじ」推薦のパッドです。何を使おうか?なんて悩むとき、ネットは便利ですが信頼できる人からのアドバイスがなによりです。
19年24万キロに向かう老車には信頼できるドクターが欠かせません。
そこそこ走ってもフロントホイールの汚れはこの程度ですし、水洗で簡単に取れます。真っ黒のダストでないのはパッドの違いでしょう。