No.006 あさりをあさるか本屋をあさるか。春この頃。

ポールマッカートニーの離婚騒動が終了。慰謝料は約47億円で決定。
まさかとは思うが近日解放されると噂のビートルズ楽曲デジタル音源配信
に少なからず影響しているのだろうか。ポールがi tuneでの楽曲配信決定に
サインしたという事だが、その収入で慰謝料分を補填なんてこと考えてんのかしら。
苦虫を噛み砕くくらいの感情は芽生えるが、デジタル配信は大賛成だったので
良しとする…か?どちらもタダでは転ばぬようで。

毎日懲りずに何か面白い物は無いかとデザインネタ探しに街をプラプラ。(仕事しようぜ!)
レコードショップなどあらかた荒らし終えた後古本屋へ。
古本屋も今では大型の古本屋になってしまい、マンガばかり。
いわゆる昔ながらの雑多な怪しい古本屋ってあまり見なくなった。
都心であれば神保町などがあって古書探しには持ってこいかもしれないが
値段もさることながら、「トレジャー感覚」が薄い。この本だからコレぐらいはする、という
妥協感が拭えない。ま、何にせよ都心で買えばソレナリにしますよってことなんだけれども。
土地代考えたらベラボーに安い物なんて売っている訳無いですな。

郊外にしても古本屋をやっていくのはさらに大変な事と思われるのでもはや壊滅状態。
そこら中ブックオフだらけですよ。世の中のキッズにしてみればこんなにありがたい本屋は無い訳で
タダ読み文化を継承し続けてくれるブックオフにはただただ頭の下がるおもいではある。

しかしそれで蒐集癖が凹む訳でもなく、むしろ火が付いてしまう。猫の額ほどのチャンスを掴むべく
キッズのタダ読み群衆をかき分けて手に入れた、クソにもならない結晶をほんの少しご紹介。
(仕事しようぜ!ホント。)

ビートルズ革命
1972年発行の初版モノ。状態は極上。値段は105円。
ジョンレノンの訳は「ですます調。」この文体に筆者的には違和感が
あったが、近年になってその傾向は無くなってきた。
世界の作曲家 ジョン・レノン
1999年発行、初版。小学校にありそうな伝記本。作曲家シリーズとして
他にはビバルディ、バッハ、ドボルザークなどと肩を並べる実験的シリーズ。
他にはボブマーリー、エルトンジョン、スティングと幅がよく分からん。
ただ発行者の趣味と思えば納得。漢字全てにルビがふってあり、
心がホッコリします。これも105円でゲット。
アトムポケット人物館 ジョン・レノン
アトムとビートルズが奇跡のコラボレーション!内容は大まかにジョンレノンの人生を紹介。
「ロックンロールってどんな音楽?」とか「ライブハウスってどんなところ?」などお茶の水博士が
優しく解説。監修をビートルズクラブ代表が務めているのでキッチリしてます。
映画の売り上げやレコードの売り上げ枚数など載せるあたりが大人臭がギラッとしてて良し。
こちらも105円。
ハンターデイビス著 ザ・ビートルズ
1968年発行、初版。
数あるビートルズ伝記本の元祖。初公認の伝記本。イギリス版なので全編勿論英語。
見つけた時はヨダレが垂れた。かなりレアだと思うがそこのところは未だよく分からない。
それでも105円。まさにトレジャー!
黒鉄ヒロシ著 ビートルズ
1981年発行、文庫初版 。
ビートルズのマンガ自体は40ページ弱。他エルビスマンガもアリ。ビートルズってタイトルだけで手が出た。
発行元はルボランでおなじみ立風書房(今は学研か。)105円でゲット

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